スーツ地・モヘア生地について

この時期にお仕立ていただくスーツは、年度変わりなどイベントの多いシーズンにご着用いただくスーツや、来シーズンにもご着用いただくことができる秋冬スーツを最終セール価格。。英国製ハリスツイードが協会設立100周年を迎えたことから黒地の生地マーク付きジャケットのご注文が比較的多く、大きな寒波の影響からいつまでも寒いため、フラノスーツと一緒にまだご注文をいただいております。。新しい年度から社会人となる方からいただくご注文は、オーダースーツがスーツの知識をある程度必要になることからか、親御さんにすすめられて・・という方が多い用に思います。。まだ、スーツを着た経験のない方に、ブリティッシュスーツクラシコスーツといっても正直ピンとこないのかも知れませんね^^
まだまだ寒いですが、春夏用のスーツ生地が少しずつ入荷してきており、春夏シーズンになるとよくお問い合わせいただくのが「モヘア」とはなに?「モヘア」と名のつく生地は比較的高価なので高級服地なような雰囲気ですよね。。「モヘア」は、アンゴラ山羊から取られる毛のことで、絹にも負けないといわれるほどの光沢感となめらかさ、その光沢感は金属的で涼しげなもの。その素材は軽く夏のスーツ地としては欠かせないもので、天然の春夏用高級服地としてまず名前をあげられる素材になります。。
「モヘア」の断面は一般的なスーツ素材をSuper 90’s=18.5ミクロン程度とすると、その直系が30~50ミクロンと、ウールに比べ太いのが特徴的。この少し太めの「モヘア」生地を縦糸や横糸に混紡することで、粗い感じの織物になり優れた吸湿性をもつため、「モヘア」で仕立てたスーツの服地内は快適です。また、「キッドモヘア」といわれるものは、生後1年以内の仔山羊からとられたもので、一般的なゴートの毛に比べ25~30ミクロンと細く柔らかく、より高級な夏服地とされています。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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