ジャケットのカラーとラペルの間のゴージライン
ジャケットの細かなデザインについてあまり関心のない方でも、カラー(上衿)とラペル(下衿)の間に三角形のキザミがあるのは思い浮かべていただけると思うのですが、このキザミの先端部分から、カラーとラペルを仕切っている境の縫い目を「ゴージ」とか「ゴージライン」といって、スーツの雰囲気、イメージ、表情を決めるのになかなか重要です。
いまではこのスーツのゴージは、どのパターンでも比較的高めの設定になっていますので、オーダースーツをご注文いただく時にも、特別に問い合わせをいただくこともなくなりましたが、
Pitty Savile Rowがネットショップをはじめ、サイトを開設した当初はちょうど、クラシコスーツが流行しはじめた頃。その時までの比較的ゴージラインの低いローゴージから、高いゴージラインのスーツをご希望いただくお客様からずいぶん、この「ゴージを高く」や「サンプル画像ほどの高さで」というご指定をいただきました。
ゴージラインの高さは、基本的には各縫製ラインのクラシコ、ブリティッシュ、トラッドスーツなどのシルエットパターンによって決まっていて、標準仕様から若干上下するハイゴージ・ローゴージをご選択いただくことができます。
※こういった細かな仕様変更につきましては、なかなか規定のオーダーフォームのみでは対応させていただくことができておりませんので、その他ご希望のデザイン・ディテールなどがございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。。
添付の画像は、今でさえバナーやサイト内の素材製作はかなり苦手だというのに、ホームページを作り出した当時、ゴージラインのご説明用に作ったものになりますが、丁寧にぬり絵までしてあるのは、よほどヒマだったんでしょうね・・^^
ゴージ位置が高くなると、ゴージの角度も高くなり、ゴージ位置が低くなるとゴージの角度も低くなるのが一般的です。
オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/