一番高かった購入スーツ、英国製ベックサイド・合服オーダースーツ

英国製のベックサイド(BECK SIDE)というと、モヘア混の素材に定評があり、礼服地なども有名。今も十分、気持ちだけは若いのですが、特に20代の頃には、好きな服、スーツを着ていれば、安い給料もそれほど苦でなく、楽しく暮らせてました^^仕事とはいえ、気に入ったスーツを着て過ごす時間は楽しいものですし、どこへ出かけても見劣りしないオーダースーツというのは、それだけで満足です。。
どこのショップの店員さんもそんなふうだと思うのですが、店の売上げが少ないと売上げ協力、いつも商品を見ていれば必ず欲しくなり、カードの分割回数と相談^^年2回のカード手数料ゼロセールの時まで待って、とか、あれが終わったからこれ買えそうなど。
オーダースーツ店で20年近くお仕事していますので、いろいろなスーツを着ることができましたが、その中で一番高価だったものが、キッドモヘア60%混の英国製ベックサイドの合服スーツ。モヘアはアンゴラ山羊の毛で織られる、金属的で涼しげな光沢感、強いハリとコシを特徴とする、夏物メンズスーツには欠かせない高級素材。
今は暖冬傾向から秋冬素材が薄くなり、春夏素材を夏向き3シーズンに着用することなどから、合服というのはあまり見なくなりましたが、スプリングコートを着るぐらいのシーズン、「梅春もの」というのが合服になります。着る時間も短いため、販売時期もとても短く、2月に入ると陳列、3月初めには片付けます。色はスカイブルーに1.5cm巾ぐらいの黒ストライプ、春先の色といえば、とても春らしい色ですが、よくこんな色のスーツを着てましたね^^最後は、明るい色のための汗じみから、黄ばみが目立ってしまいお亡くなりになりました。価格は、確か10万ちょっとだったと思います。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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