サスペンダーの似合うオーダースーツを仕立てる
サスペンダー・ベルトは、燕尾服・モーニング・タキシードなどの礼装には必須のアイテムなので、小道具的なアイテムとしてはとても上品なイメージ。もともとが、パンツを吊ることでクリース(前折り目)がきれいに出るように、ということから、使われるものですが、普段着るお仕事用スーツや遊び着に使っていけないなんていうことはもちろんありません。「パンツの前折り目がきれいに出るように吊って履く」という目的からは、パンツの股上は深め、パンツ丈は履く位置でぴったり調整し、気持ちゆったりめのほうが、クリースもキレイに出ると思います^^
店長も一時期、サスペンダーを常用していた時があり、その頃はよく、「肩からズボンぶら下げて重くないか?」とよく尋ねられました。普通履く位置よりもかなり上め、へそが余裕で隠れるぐらいの位置で吊っていたので、余計かも知れませんね^^モモ巾が太い2タックパンツを、裾で絞り、ウエストは+7~8cm、上からのぞけばモモのすね下が見えそうなほど。道化のピエロっぽい感じ。最近またはやりの兆しがあるようですが、小襟の白シャツをオーバーサイズで着て、黒のサスペンダー、メガネは黒縁みたいな・・、そんな感じです。。
サスペンダー・ベルトには、釦止め、クリップ止めの2種類があり、釦止め用のパンツには、サスペンダー用の釦を付けなくてはなりません。また、ループ(ベルト通し)は特にご指定いただかない場合には、付くのが標準ですので、ご不要の場合にはご指定で対応可です。サスペンダーはアメリカ英語で、イギリスではちょっとかっこ良くプレイシーズ。
サスペンダーでパンツを吊って重く感じたり、また肩から紐がずり落ちてきてしまう人は、紐の太さをもう少し太くすると良いと思いますよ^^
オーダースーツ Pitty Savile Row
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