ヘリンボーンストライプで作るシックなスーツ

スーツ生地の織り柄としてはポピュラーなヘリンボーンですが、名前まで知っている人はかなりなファッション通なのではないかと思います。。ヘリンボーンは古くからあるクラッシック・パターンと言われるもので、「ニシンの骨」にその織り柄が似ていることから付けられた名前で、ボーンがboneなのだと思います。日本名では、「杉綾」と言われ、同様に見た目からこう呼ばれています。。
ざっくりと粗く織った感じのあるツイードとは種類が異なりますが、特に秋冬ものなどでは織り上がりの感じが近く、カントリー調で暖かみがあるので、シックで優しいイメージで作る大人向きスーツにはおススメな素材。ヘリンボーンは織物の名前であると同時に、縞柄を構成することからヘリンボーン・ストライプとして織り柄の名前でもあります。
ストライプ巾は豊富で、2~3ミリの細いものなら少し遠めではほとんど無地のような見え方、2cmほどの太い巾のものは「鬼綾」などといって、ビジネス用のスーツで作るよりは、ジャケットやコートにすると良い仕立て映えのものができると思います。。一般的織り巾のものでも、上下スーツのパンツのみ傷んでしまい、ジャケットのみ残ってしまったような場合にも、、オッドジャケット的な着こなしには向いていますので、ちょっとお仕事着的なカジュアルフライデー、ゴルフ接待用ジャケットにも使えそう。
ヘリンボーンのようなコンサバティブなオーダースーツ生地には、あまり流行を追いすぎないトラディショナルなスーツシルエットが似合いそうです。ディテールも基本に忠実に、少しのアクセントには左腰ポケットの上につく、チェンジポケットや巾5ミリ以上のステッチが良さそうですよ^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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