出張してスーツ寸法を採寸
オーダースーツのお店はスーツの単価からも、ここ数年は再燃しつつあるとはいうものの斜陽がかかってしまってからというもの、そう頻繁にお客様が出入りするというものではないため、いつしか常連さんのサロンのような場所になってしまいがち。。お客様の中には、ご注文にお見えになった瞬間、店長にある種の覚悟をさせてくれるツワモノもいらっしゃいますが、だいたいスーツをオーダーで作るような人は、社内や公の場でも話をする機会が多いためか話上手な人が多いです。。
いろんな会社や、役職、専門職の方のお話を聞いていると、知らないうちに物知りになってしまったり、(今よりずいぶん)若いころに聞いた話は、今でも思い出すことがある教訓的なことも。。もともとオーダースーツの店員の仕事は、お客様が仕立てるスーツの生地、柄、デザインの好みや、寸法・体型を把握し、現在の流行やご着用感を考慮したシルエットをおススメすること。。「おまえのところにはスーツの型があるし、好みがわかってるので電話1本で注文できる」「着るもののことはよくわからないので、おまえのところに任せておけば安心」など、昔のドイツの靴屋はその出入りする家代々の靴の木型を保持している、かかりつけのお医者さんのような存在なんだとか、そんなためになる話をしてくれました。そういう仕立て屋になれよ・・ということですね^^
出張して採寸をさせていただくという採寸方法は、ネットショップ開設以来10年、あまり積極的にご案内していないためか、「恩師にプレゼントするためのサプライズスーツ用に」、「オーケストラ団員が集まる日にまとめて制服寸法を採寸に着て欲しい」などあまり件数が多くないのですが、日程をあらかじめお知らせいただきましたら対応させていただけます^^
オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/