コーデュロイのスーツ・ジャケットでタイドアップする

どちらかといえばネクタイをはずしてノーネクタイなドレスダウンで着こなすカジュアルスタイルが似合いそうなコーデュロイで仕立てるスーツですが、タイドアップは逆に「ネクタイをしてドレスアップする」もの。コーデュロイは風合いを表現されるときに、「野趣あるカントリー調な暖かみのあるカジュアル素材」、のような言われかたをされることが多いですが、子供の頃から着ているこのコーデュロイ素材は大人になってもなかなか奥が深いです^^
シーズン的にいえば、生地表面に起毛感のあるコーデュロイは秋冬素材ですがコットンでできています。このコーデュロイが綿・コットンから作られているということを知らない人は案外多いのは、やはり「コットン=洗いざらしな夏のイメージ」からなのではと思いますが、このコットンの性質として夏に使用される時には、「通気性・吸湿性が良い」、秋冬に使われる時には、「衣服内の熱は逃がさない保温性がある」ということになります。ちょっと矛盾するような気がしますが、衣服内の温度を一定に保つというところが同じです^^見た目も手触りも暖かなコーデュロイのジャケット、少し丈を長めにドライビングコート程度の着丈があれば、コートが必要でない日も多いと思います。。
もともと、カジュアル色の強いコーデュロイ仕立てのアイテムをタイドアップするための必須条件は、小物使いはもちろんやはり素材や仕立ての風合いが上質であることだと思いますよ。。綿ビロード製品では世界的に有名な、ドイツ・ニーディック社製のコーデュロイなら、思いっきり着崩すドレスダウンにもだらしなくなることはなく、その上質な風合いはドレスアップにも向いています^^

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