オーダースーツ生地でもインポートブランドが好まれるワケ

オーダースーツで使用されるPitty Savile Rowでお仕立てさせていただいているような生地は上質なものですが、国産ブランドにも良いものが多いことはもちろんですが、舶来、インポートブランドの生地のほうが、好まれる傾向にあるため、ショップとしても扱いやすいのが現状です。。国内の高級素材を扱う有名ブランドとしては、大同毛織を筆頭に御幸毛織、長大毛織などがあります。もともと、日本は学校の歴史の授業などでも習ったとおり、製織業は盛んで多くの生産地がありましたが、安いものは中国をはじめアジア系に押されて規模が縮小したり、業態転換、廃業などを余儀なくされてしまった会社も多くあります。
やはり、良いものを作れる技術は持っているのですが、生産にかかるコスト的なところが問題なのと、舶来という名前やロゴの持つ、横文字イメージに着用者の心理が動かされやすいのが大きな原因だと思います。。
実際、生地を長年扱っている店長などでも、ジャケットの内側に貼られることになる生地ネームは、舶来もののほうが国産生地のものに比べてはるかにセンスが良く、目立つため同じような色柄のものなら、舶来ブランドの生地を選んでしまいがちです。。
ただ、生地の品質は国産生地は日本人品質として、かなり程度がよく、大同・御幸クラスになると、英国製のハリ・コシの強い一流ブランドに匹敵するぐらいの良質なものが多いですが、着用者の好み的に、舶来ブランドに流れがちなため、良い生地でコスト的にも高いのがわかっていながら、相応のお仕立て上がり価格とできない・・のが辛いところです^^お客様サイドとしては、国産有名ブランドの生地は狙い目ともいえると思いますよ^^なかなか舶来ブランドの魅力は強いものがありますが、舶来といってもしっかりとした名前のあるものでないと、ピンからキリというところも正直あります^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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