ステッチを入れて衿のエッジをシャープに保つ
ジャケットの衿や、フロントにステッチを入れる、入れないは大きく好みの分かれるところで、相手と話すぐらいの位置まで来ないと気づかない同色ステッチですが、スーツの雰囲気が少し変わります。。店長的には、どちらかといえばステッチは入れない派で、コットンスーツなど入れると効果的なカジュアルのジャケットの時には入れる程度。。
スーツを仕立てる際に使われるステッチの種類は、とても多く、これが刺繍やレース、ニットなどに範囲が広がれば多くのものが編み出されていますが、ご注文いただく際のオーダーフォーム上でお選びいただくことができるのは、「ミシン縫いステッチ」「ピックステッチ」の2種類のみ。「ミシン縫いステッチ」は、ミシンの縫い目がそのままステッチとなるもの、「ピックステッチ」は「ランニングステッチ」のことで、表地に出る針目と裏地に出る針目が同じ長さとなるもので、多くが手刺しとなるため「ハンドステッチ」といわれたり、馬の鞍に施されたステッチであることから、「サドルステッチ」とも言われます。日本名では「ぐし縫い」「並縫い」。
装飾的な意味合いを持つ、このステッチは機能的には衿のエッジを押さえる端押さえ的に長い間、衿のシルエットをシャープに保つという効果があります。。
このステッチは、入れることができる場所を指定することができ、衿端に入れるものを「コバステッチ」、衿端から5ミリを「5ミリステッチ」ほか、縫製ブランドによっては、10ミリやダブルステッチなどオーダーフォーム上では、ご案内しきれていない仕様での対応もさせていただくことができるので、気になるデザインはお気軽にお問い合わせいただければと思います^^
オーダースーツ Pitty Savile Row
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