トランスアメリカンでアメリカントラッドにヨーロピアンなテイスト
スーツのスタイルは大きく分けて、アメリカン、ブリティッシュ、ヨーロピアンの3種類と考えてもいいように思います。。英国は地域的にはヨーロッパの一部ですが、やはり背広発祥の地でもあり、クラシコスーツのように他のスーツが英国スーツを模範としているところから、別格です。。また、このヨーロピアンは主にアメリカン・カジュアル、アイビーやカリフォルニアスタイル的スポーツファッションを代表とするアメリカンに対しての対語で、「エレガントな」もの。欧風調からイメージされるエレガントなものはすべてヨーロピアンといってしまったりするので、けっこう範囲は広いです。。
トランスアメリカンと言われる背広スタイルは、アメリカの伝統的スーツスタイル、ここではブルックスブラザースのⅠ型スーツが基本になりますが、これをヨーロピアンなテイストに若干のアレンジを加えたもの。Ⅰ型スーツのシルエットが、胸ダーツなしを特徴とするゆったりめなボックスシルエット、ナチュラルショルダーなのに対して、少しタイトめに釦位置を高くし、胸ダーツを入れウエストシェイプ、裾にかけてエレガントな自然なフレアというところです。。
アメリカントラッドを超越した(トランス)というような、トランスアメリカンのスーツスタイルは、ブランドによってはニューソフトといっているところもあります。アルマーニからはじまるソフトスーツを、ゆったりすぎないルーズフィットなシルエットで仕立てるという感じですね。。「トラッドスーツは好きだけど、今どき風に少しタイトに・・」という方にはおススメなスタイル。お手持ちのアメトラスーツを少しタイトめに、胸ダーツを入れたり寸法の微調整、釦位置を上げるなど比較的簡単な調整でずいぶんイメージが変わって、今どきな好感度もアップします^^
オーダースーツ Pitty Savile Row
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