ジャケットの肩パッドの厚さ

肩パッドはジャケットの外側からは見ることはできませんが、不織布やウレタンを素材として作られた半円形などの形をしたスーツのフォルムを形良く構成するための副資材。ショルダーパッドなどともいい、肩線の補正や強調に使われるものになります。。
オーダースーツでは、この肩パッドの量・厚みを厳密とはいかなくても、ある程度調整することができ、それは昔からあるフルオーダー的手法でも体型補正の方法として利用される方法のひとつです。。
肩パッドの厚みを確かめるようにつまんでみると、おおよその厚みがわかります。市販品でもオーダー品でもその厚みはメーカーによってさまざま、またご着用期間に応じて痩せて薄くなっていたりもしますので、「送った愛用スーツ程度の肩パッドの厚みで・・」というような方法では対応可。Pitty Savile Rowでお仕立ていただいたスーツなら、前回スーツ寸法から、5ミリ~1cmの増減で調整させていただけます。
体型補正に利用する場合の肩パッドは、「撫で肩のために貧弱に見えてしまう肩線に肩パッドを増して男らしい肩線に」、「怒り肩のためにつきジワが出る、肩先にジャケットの重量が全て乗ってしまい重く、肩がこる」
強調するために利用する肩パッドは、「ボールドルック調とするために、肩パッドを多く入れいからせる」「パッテッド・ショルダーといわれるスクエアショルダーや、コンケーブショルダーなどを形作る」などのために使われます。
タイトスーツには薄め、クラシコスーツブリティッシュスーツ、トラッドスーツにもそのシルエット専用のパッドが標準セットされていますが、ご着用感改善のために補正用の方法が用意されています。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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