スーツをオーダーするときのパンツ丈
パンツの丈寸法には、パンツの全長となる「パンツ総丈」、股から下の「股下」、一般には「パンツ総丈」から「股下」寸法を差し引いて求められる「股上」寸法に分けられます。タイトでショートなスーツ傾向にあるスーツ市場ではオーダースーツでもお客様からいただくご希望にはその傾向が強くあります。。店長自身バブル期のソフトスーツの頃には、股上寸法で28cmはあり、2タックパンツなのでゆったりは着用するものの、座ったときなど前身にはかなりの余りジワがでたり、立っていても平たいお尻のしたには棚ジワがあったり。。現在着用の店長のパンツは股上23.5cm~24cmとすることが多いです。はじめの頃には、どうしても股上の深いパンツと同じ位置ではきたがるため、なんとなく股に食い込む感じが不自然な気もしたのを覚えています。。
それこそ小学生の頃には、短足で太っているという悪口は子供ながらに最大の侮辱だったところを前面に押し出し、パンツをずりさげて全員短足となり、タイトなジャケットを着用して全員パツパツなふりをするのは・・、なんとなく不思議な光景ではあります。。また、そのスタイルが女性には好ましく、オーダースーツ店の店長的目からみてもかっこ良く見えるというのもファッションならではなのかも知れませんね。。
正しくパンツ丈を採寸するときには、腰骨を基準に「ベルト巾+ループ下り」分、上の位置がパンツ上端になるのが一般的。礼服用のパンツをオーダーするときには、流行を追いすぎてあまり股上の浅いパンツとしてしまうと、数年後着用するのがちょっと恥ずかしい・・というようなこともありがちなので要注意です。。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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