釦を選んでカスタマイズするオーダースーツ

スーツ量販店といういわれ方はいまでは、あまりされなくなり、それこそスーツも使い捨て、バブル期には紳士服といわれるスーツが激安、あちこちで開店セールや、ちょっと棚を直してリニューアルセールなど、幹線沿いの郊外店に目立つのぼりというのは、よく見かけた光景でした^^プレタスーツといわれる既製服も大きく品質に差があり、大量生産の製造工程だからできるコストパフォーマンスは、1点ずつお仕立てするオーダースーツの個人商店がいくら身を削ってがんばったところでかなわないものの、中にはコストパフォーマンスが高すぎて、特にわかりやすい釦など、クリーニング(これも量販店的激安店)から返ってくると、ひとつふたつ割れてくるため、そのたびに付け直す・・というお話を聞くことがありました。。釦の厚みも、位置もまったく関係なく、ガシャンと上からプレスしてしまうのが原因だと思います。。
そういったお問い合わせを当店にいただいたときにおススメするのが、釦の全取替え。こういったケースでは、なにかの具合で残ってしまっていた釦など、あるもので数が揃ったものをスーツ生地に合わせて付けさせていただくことになるのですが、それでもオーダースーツで使用される釦はひとめでその違いがわかります。。釦はスーツのなかでも前釦、袖釦など目立つ部分なため、同系色で付けられるものでもその品質はスーツ全体の風合いに大きく影響しがち。よりはっきりとインパクトに目立たせたい場合には、「明暗、色のトーンで差を付ける、色使いは反対色など」シックに、大人しめにカスタマイズしたいときには、「色使いはお好みでも、トーンは合わせる」
スーツの釦は、2釦、3釦などのフロントシルエット、本開き釦止めなど袖口仕様などとも近くに関係する大事なデザイン。スーツをご新調されるときにも、少し気を配りたいところです^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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