コットンスーツに色ステッチを入れる

コットンのように生地表面に起伏が少なく平らな素材は、ステッチを入れるとなかなか目立っておススメです。特にベージュ系のコットンスーツには定番色といえるような素材では、普段見慣れている色のスーツ素材なだけに、見る人に与えるインパクトも大きいです。ステッチについてだけ言えば、目が粗く、生地表面の凹凸感、シワ感が良い意味で特徴的なリネン・麻ジャケットでは、せっかくのステッチ少々なりをひそめてしまって面白くありません。ステッチには、アクセントという意味のほか、衿のエッジを長くきれいに保つ効果もあるため、有る無しはやはりお好み次第だと思います。。
ステッチの種類には、ミシンで入れるミシンステッチ、手縫い風に入れるピックステッチの2種類。あとは、入れる箇所によって、ジャケット前部に入れるフロントステッチと、ジャケット全体に入れる総ステッチ。フロントステッチの場合には、上衿・下衿・フロント線・胸ポケット・腰ポケット、総ステッチの場合にはこのフロントステッチに加えて、背縫線・肩線・フロントダーツ・ベント・袖、これにパンツの脇線にもステッチを入れることができるようになりました。ベージュのコットンスーツにオレンジや茶系など同系色で入れるステッチはよく馴染みますし、ブルー系やグレー系などの寒色系の色なら涼しげですし、アクセントとしてはより効果的。黒無地ブラックやネイビーなど濃い目のコットンスーツなら、明るめな黄色、ベージュやライトグレーなど濃淡で差を付けるとかっこ良いかも知れません。パンツの脇縫い線(横から見た時にパンツの上から下まである縫い目)に沿って入る色ステッチは、考えるとうれしくなってしまいます。。

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