秋冬スーツ生地の傾向と選び方

夏が終わるとすぐ、ハリスツイードドネガルツイードなどについてのお問い合わせが多くあり、ジャケットやスーツについての関心は、急に高くなってくる一方で、スーツはできれば一年を通して着用できるものを選びたい方も。。
オールシーズンにご着用いただくための生地は、織りや厚み、なかにはハイテク機能などをおりこみ、どのシーズンにも適するための工夫がされていますが、日本のような四季の区別のはっきりした気候にはどこかの部分で、若干のガマンが必要です。。
現在の秋冬スーツの傾向は、暖冬傾向から春先までご着用いただくことができる比較的薄手な服地が多く、Pitty Savile Rowでも人気の服地、カノニコSuper110’sのようにSuper表示されるほどの細糸で織られたものが主流。ビジネススーツに求められる耐久性と、これもスーツに求められることが多いステータス性に必須の適度な光沢感にも、Super100’s~Super120’s程度が最適です。。
また、カジュアルスーツにもお仕事用にも注目されているのが、フランネルサキソニーといった紡毛系の服地。本来フランネルは、羊毛のなかでも短い繊維を集めて製織された厚地で重く起毛感のある織物ですが、現在人気のフランネルやサキソニーは、Super100’s~Super120’sの細糸をフラノタッチに仕上げた梳毛フラノといわれるもののため、同様の毛羽立ち感が暖かく、やわらかな手ざわりと光沢感、軽めの目付けが特徴的。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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