コットンジャケット・スーツの裏仕立てをより軽く、涼しく

春夏シーズンになると、ぐっと関心度が高くなるコットン素材のジャケットやスーツ。先日ご案内させていただきましたイタリア製ラルスミアーニ(LARUSMIANI)社のコットンは、社名に使われている「LARUS’」がラテン語で「水鳥の羽」を意味するように、カシミヤのように優しく柔らかな肌触りが特徴的なライトウエイトなストレッチコットン素材。
コットンはもともと伸縮性が少ない服地のために、シワになりやすくその回復力が少ないという性質をもつものですが、ポリウレタン(スパンデックス)を2%混紡することで、優れた吸湿性・通気性というコットン生地の良い所はそのままに、ストレッチ性という運動性・着心地の良さを実現してくれました。。
コットン素材に限らないのですが、カスタムラインのナポリクラシコには、ブリティッシュスーツクラシコスーツでは対応させていただくことができない、春夏にはうれしい「カバーオール仕立て」というより軽い裏仕立ての作り方があります。。

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この「カバーオール仕立て」は、肩パッドがなく、芯地・付属を極力省いてしまったアンコン仕立てとなるナポリクラシコのジャケットから、裏地のほとんどの付けずに作るお仕立て仕様。その特殊な作り方のために、胸ポケット・腰ポケットともアウトポケット限定となるなど、お選びいただくことができるデザインに若干の制限がございます。。
店ネームや生地ネームはポケットの袋地に付け、キュプラ裏地など裏地をご指定いただくと、ベント、背裏、パイピングなどに使われることになるので、使用される生地は少なめですが、見た目のインパクトは狙えそうです^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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