イタリアン・コンチネンタルなスタイルをオーダースーツに取り入れる

コンチネンタル・スタイルというと、メンズスーツのスタイルにおいて、米国型背広に対してヨーロッパ調の背広の形を総称していう言葉なのですが、今ではあまり使われることはありません。昔は、コンチネンタルを略して「コンチ」などともいわれていたようです。。このコンチネンタル・スタイルは、ヨーロッパ各国のお国柄・国民性などによって、フレンチ・コンチネンタル、ジャーマン・コンチネンタルなどそれぞれの特徴を持つのですが、タイトルのイタリアン・コンチネンタルという場合、狭い衿巾、浅いサイドベンツ、大きなカッタウェイ・フロント、幅広なスクエア・ショルダーを特徴とするメンズスーツの背広型で、アルマーニ以前、1950年代中期にローマから起こったもの。ファッションには伝統のあるイタリアらしいスーツとして、上質な職人芸的なテーラーメイドな仕立て上がり
ナチュラルなテイストが多いイタリアン・モードなファッションなので、オーダースーツに少し取り入れてみる時にも、多少の変形に目をつぶっていただきます^^このスクエア・ショルダーは、「カットまたは肩パッドで角張ったショルダーラインを形成する・・」と知識では知っているものの、オーダーでも専用の型紙を引くのはなかなか大変なため、それぞれクラシコスーツブリティッシュスーツ、トラッドなどのシルエット・パターンを使い、ナローラペル、浅いサイドベンツ、大きくハの字に広がったフロントカットなど、仕上がりを想像してみるだけで、おしりがむずむずしてしまいそう。。個人的には、肩は丸肩な感じになりますが、ゆったりなトラッドでボックスとせず、胸ダーツも入れてウエストを絞ったものが好きかも知れません^^
サンプルの絵はネットで拾ってきた画像ですが、ダブルの見た目に打ち合いはシングルという少し変わったもの。オーダーでもこれならできます^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/