2パンツスーツをオーダースーツで仕立てる
上下一組のジャケット+パンツに更にもう1本共生地パンツを加えた構成が2パンツスーツ。ジャケット1着に対して替えパンツが2本になるので、スーツ自体の寿命が延びて経済的というところがおススメです。。店長のようなスーツ屋のショップ店員などは、立っている時間が長く、洋服の消耗もあまり激しくないような環境でお仕事する場合には、もともと耐久素材としての性格の強いビジネススーツは打ち込みも強いため、運動量の多いパンツが先に傷みがちとはいうものの、パンツのみが着用に耐えなくなったころには、流行も変わり、生地の色柄にも少々飽きて買い替えを検討することになるのですが、中にはスーツを作業着的にご着用になり、忙しく社内や作業所内をかけまわるお仕事の場合には、2パンツ仕様のスーツはとても便利です。。
「万一汚れてしまった時の替えパンツとして」「紛失・破損時の予備パンツとして」など、また、スーツとして着ることができる色柄が濃紺無地や黒無地など限られてしまっているために、同じ色柄のスーツを2着購入するより、2パンツスーツのほうがお財布に優しいというご購入経緯の方もいらっしゃいます。。
この2パンツスーツをご検討中の方から、「後からパンツのみ買い足すことができるか?」というお問い合わせをいただくことがよくあるのですが、最近は生地メーカーの生地1銘柄に対してのサイクルが1~2年単位で変わることが多いため、確実に共生地の替えパンツをお仕立ていただくためには、同時発注していただくのが安全です。。オプション料的にも、2パンツ増(上下スーツ価格の35%)のところ、単アイテムとしてのパンツは上下スーツ価格の50%程度。これは、単品としてパンツのみお仕立ていただく場合の、生地要尺と付属経費の負担が大きくなってしまうためのもの。
デザイン的な面では、2パンツ仕様では、裾形状のみの変更のみ可(シングル・ダブルなど)に対して、単品パンツでは、タック数やポケットの形他、寸法も変えることができてしまいます。。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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