パンツのタック量を調整してみる

パンツのタック量調整
パンツのタックは、フロントに見える折りヒダのことで、1本あるのが1タック、2本あるのが2タック。一般的なものは、その折り方が外に向いたアウトタックになりますが、オーダースーツ的内側に向いたインタックというのもあります。似たものにダーツというのがありますが、共に人体の凹凸にあわせるための縫製技術になりますが、タックは上部をつまむだけでヒダが残るのに対して、ダーツはヒダ部分も全て縫い消してしまうという違いがあります。。
パンツのタック量は製図上ではタック有りの1タックパンツ2タックパンツのヒダ深さを定規を中に差し込んで測り2倍にした寸法。ノータックパンツではタックがないので、タック量調整はできませんが、タック量調整をする場合、この部分を+1cm深くしたり浅くすることで、シルエットや着用感を微調整します。。例えばルーズなパンツの感じを出したいときには、モモ巾(ワタリ巾)を広めに取り、タック量を標準よりも多く指定。タイトめなパンツが希望だけど、少し腰まわりにゆとりが欲しいというような時には、ワタリ巾を細めにして、タック量も細めに設定など。
少し注意したいのが、ワタリ巾に対して足りないタック量の場合には、タックが開いてしまって一般的にはあまり格好の良い見た目とは思われません。パンツもノータックでパツパツ、ジャケットもベントが開いてしまっていたり、前釦を止めると引きジワが出てしまうほどな細身なものが流行なので、あえて開き気味なタック入りパンツというのもいいかも知れません。。
このタック量調整は、ビスポーク、メンズEx、レディースで無料調整、カスタムメイドの場合のみ+¥1575の有料調整で対応させていただけます^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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