ジャケットの寸法などからベスト寸法を計算する
「ベストを作ってみたいけど、今までベスト付き3ピーススーツを着たことがなく寸法がわからない・・」という方もいらっしゃると思います。。ベストは着用することで、自然にかっこ良くウォームビズ的な効果があり、室内で作業するときには、「袖なし・衿なしの胴衣」と言われるように肩まわりが楽な作りになっているので、動きやすくておススメ。。特に、メンズカスタムラインでお仕立ていただくスーツでは、ベストのフロントデザイン、胸ポケット、腰ポケットを追加させていただいたばかり^^
一般的にベストを採寸する場合、「ベスト丈」といわれるベスト背部分の長さと、「ベスト半胴」といわれるベストウエスト位置(通常、裾から7cm程度上)の半寸寸法が必要になるのですが、これら寸法はそれぞれ、「ジャケット着丈」「ジャケット半胴」がそのもととなる寸法が同じなため、これら寸法からのバランス調整で決めることができます。。
「ベスト丈」の目安はベスト着用時、ベスト丈の裾がベルト下端から5cm程度の位置の長さで、このぐらいの長さがあると屈んだときにも、ベストの裾からベルトが見えません。。ジャケットの着丈からこの「ベスト丈」を調整する場合には、「ジャケット丈-18cm程度」。ベスト半胴の場合には、お好みもあると思いますが「ジャケット半胴-3~4cm程度」の調整が標準的なもの。
今どきのスーツ生地は秋冬ものでも着心地重視から比較的薄手のものが多く、また暖冬傾向からその影響もあるため、ジャケット内にベストを着用する場合でも、ジャケット寸法そのものを調整することは少ないですが、厚手生地などで仕立てるときには少し考えます。。ただ、ベスト付き3ピースで着るときばかりではなく、ジャケット+パンツの2ピーススーツで着る場合もあることを考えると微妙です^^
過去にPitty Savile Rowでジャケット寸法をいただいたことのある方なら前回寸法から、また、新しくスーツをお送りいただく方でもご依頼があれば、当店でバランス良くお仕立てさせていただけます。。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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