パンツを体型にフィットさせるためのシルエットと簡単補正

よく既製ジャケットの体型把握に使われるドロップサイズとかドロップ寸。具体的に、Y体とかAB体といわれるものは、バストとウエスト寸法の差寸の度合いによって体型がわけられているのですが、ジャケットと同様、パンツもウエスト、ヒップの差寸によってずいぶん履き心地が変わります。
「お腹が出てウエストが大きい人は、運動量も少ないためか比較的ヒップ寸法も小さく、ウエストとヒップの差寸は小さい」「体育会系の引き締まったウエストの人は、ヒップも大きいため、ウエストとヒップの差寸が大きい」人の体型は遺伝や生活様式などから千差万別といえますが、柔軟性に富んだウール素材その他の布帛を体にまとって出る体型的な不具合は、部分的にでもできる補正はしておいたほうが見た目も着心地も格段に良くなりますよ^^
一番目にすることが多く、簡単に調整できるパンツの補正は、後ろのベルト部位下(帯下)に出る「出尻」のシワです。
パンツのウエストサイズなど、全体的な寸法が合っていないということは問題外ですが、ウエスト寸法が合っていても、ヒップ寸法が大きい体型の方の場合、尻まわり寸法が足りずこの帯下部分のシワになります。逆に、ヒップ寸法の小さい人は、お尻の下あたりにパンツのヒップ部分の布がたるんで余ります。これらはどちらも「パンツの尻刳り線」と「ヒップの線」があっていないことから起こるものなので、パンツご着用時のシワなどの不具合の度合いから調整量を決めることができますよ^^気になる方は、撮影画像など添付してお気軽にご相談いただければと思います。。
まったく余談ですが、「お菓子作り」が趣味という女性タレントのプロフィールを、たまたま「お菓※子作り」※位置で改行が入っていたため、かなり本気で数秒、唖然としてしまったのは、きっと疲れているせいです。。

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