ズート・スーツをオーダーするには

オーダースーツのお店なので、あまり一般的ではないものの、「テーラードスーツの範囲内でこだわりスーツを仕立てられるか?」というようなお問い合わせをたまにいただくことがあります。。ズート・スーツは1940年代ごろアメリカの若者の間で流行した背広型で、そのシルエットは極端にルーズ、大きな肩パッドを入れたボールドルック、膝まである長い着丈、パンツも太いのですが裾のみは細く絞ってあります。。
数年前にいただいたお問い合わせのまま、お仕立てするには至らなかったものなのですが、作るのにはきっとずいぶんな生地の要尺が必要で、縫製も通常のシルエットでは対応不可、軽い気持ちで作ってみたいというお心構えでは、予想外な出費が必要になってしまいそうです^^
このズートスーツのような一般的なパターンでは対応できないものをお仕立てさせていただく場合、Pitty Savile Rowでご案内させていただいている縫製ブランドでは、ビスポークラインで対応させていただくことになります。。現物スーツのサンプルがあれば一番助かるのですが、画像などからでも縫製可。型紙を起こし、起こした型紙と画像、サンプルスーツ寸法などを凝視しては、過去の経験・知識を総動員し比較検討して、最終的な寸法を決めていきます。。
これに対して、カスタムラインEx-madeスーツは、パターンオーダー。とはいっても、バストなどのまわり寸法は2cmごとに細かく分類され、さらにお客様の体型に応じたドロップ寸法(バスト-ウエストの差寸)のパターンを選んでお仕立てさせていただくことになるので、およそ人型の体型をしている方にはほぼ100%対応させていただくことができる思いますよ。。また、袖丈、着丈など丈寸法やパンツウエスト、モモ巾などご愛用スーツから採寸させていただく基本採寸寸法でのご指定寸法も5ミリピッチで対応させていただけます。。
ビスポークスーツの良い所は、詳細なディテール、デザインに対応できるところと、立体的裁断、芯地・付属をしっかりめに入れるために、包み込むようなフィット感を楽しんでいただけるところです^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/