ナチュラルストレッチ素材で仕立てるスーツ
特に薄手の素材となる春夏のスーツでは、お仕事などで座っている時間の長いお客様から「パンツの前部分がどうしてもシワになりがちで・・」というお問い合わせをいただくことがあります。タイトなスーツに合わせるノータックパンツは、タックがない分モモ巾が狭く、そのため腰まわりのゆとり量が少ないです。。タックが入っていればそのタック量分のゆとりから、座っている姿勢でパンツ前部に出る横ジワが軽減されるのですが、ノータックパンツではその影響が直接出ることが多く、長時間のお仕事の間についてしまった横ジワのまま帰りの電車やバスに、飲み会に・・と、いうことになってしまいます。。
理想的には、パンツ前部に余裕を持たせるためにタック入りをおススメさせていただきたいのですが、シルエット的に太めになってしまうという理由から変更に前向きな方は少ないようです^^また、オーダースーツ的には、タックは入れてもモモ巾は細めや、タックは入れなくても多少モモ巾は広めなど、調整させていただくこともできるので、パンツのシルエット調整のご検討材料としていただければと思います。。
ご注文いただくスーツ素材にストレッチ素材をお選びいただくという方法もあります。このストレッチ性の素材はポリウレタンなど化繊を混紡することで、ストレッチ性を出すものと、織りのみで軽いストレッチ性を出すウール100%の素材など種類もさまざま。お仕事用などでご着用いただくスーツには、この織りのみで伸縮性を出すナチュラルストレッチのものがおススメです。伸縮性のための、着心地の良さと、回復力の強さで、シワ軽減にも役立ちます。
星飛雄馬が休日にはいていたパンツは、たしかノータックパンツ。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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