クラシコスーツに相性の良い3釦1掛中段返り
スーツをショップで購入されても、ジャケットが3釦中段返りのシルエットでできていると気がつかず、前に釦が3つついていれば上2個で止めるまたは、3つとも止めてしまっている方もいらしゃるかも知れません。3釦中段返りは、3釦2掛のジャケットと比べ、縫製仕様が同じなら釦位置は同じでも、衿の下げ止まりと言われるラペルが折り返った下端の位置、この位置が3~4cm下の位置で折り返っているために生まれるジャケットの表情が特徴的。第一釦位置の下2cm程度のところに、衿の下げ止まりがくるため、第一釦は衿の裏に見え隠れするような見え方をします。
この3釦2掛段返りは、イタリアの高級紳士服、シャツ、靴その他アクセサリー類の見本市ピッティ・イマジネ・ウォモから生まれたジャケットシルエットで、クラシコブーム到来の十数年前には、「MEN’S EX」を代表とするメンズファッション雑誌などでもしきりに取り上げられデザイン。高級感がある衿のロール、シックなジャケットスタイルは、3釦2掛が主流だったシングルスーツにはずいぶん、クラシックなのに新しく斬新に見えるものでした。。1掛けの名前の通り、3つある釦のうち止めるのは、中1個だけのため、シルエット的には衿の返り止まりが第一釦の2cm程度下であることから3釦のようなシルエット、着心地は2釦1掛けに近い楽なご着用感のジャケットとして、ファッションに関心の高い若い方だけでなく、ご年配の方にも広く受け入れられ普及したクラシコスーツと相性の良いジャケットシルエットです。。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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