サファリジャケットをコットンで仕立てる

ここ最近、英国調ブリティッシュスーツへの回帰がトレンドなのは、やはり良いものを大事に長く着る、使いたいというという時代の流れもあるのかも知れません。イギリス人がものを大事にするというのはよく聞きます。。スーツのはじまりが、英国のラウンジスーツであるところからか、オーダースーツには何度も直して着るというサイクルがあり、「仕立てた時と体型が変化した」「生地が消耗して擦れてしまった部分の補強」「アクシデントみ見舞われてしまったタバコ穴、カギ裂きなどの補修」、また「今どき風にタイトなスーツに」「ジャケットにチェンジポケットを付けている人を見かけた、付けて欲しい」など、意匠的なお好み変化からいただく調整も。。
同じように英国調というキーワードから、サファリジャケットも注目を集めているアイテム。店長的にはアガサ・クリスティーの「ナイル殺人事件」がイギリスとサファリジャケットを結び付けます。サファリジャケット、サファリスーツは20世紀初めに、アフリカへの探検や狩猟旅行用に考えられた服装なため、素材はコットンやリネンで作られることが多いです。腰丈のジャケットで、一般のジャケットに比べると着丈は短め。特徴的なのは、左右の胸と腰位置に付けられるパッチ&フラップポケット(多くはボタンダウン)、肩には肩章といわれるエポーレットが付き、背バンド付き。全てのオプションを取り入れる、または一部のみとするなど、春夏のカジュアルテイストの濃いコットンスーツとして、お手持ちのファッションアイテムに加えていただければと思います。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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