英国調スーツ×ベストから気軽なスーツベストがモード
しっかりとした打ち込みの英国生地で仕立てる伝統的英国調スーツにベストを合わせるとするなら、間違いなく少し前までは衿の付いたラペルドベストが憧れの3ピーススーツのスタイルというところから、いわゆるファンシーな変形ベストというのがモードです。。
ベストの標準的デザインは、シングル5釦5掛の釦位置が高い衿なしベスト。胸ポケットはないことが多く、腰ポケットはウエルトポケット(箱ポケット)が左右に付けられます。
スーツにベストを付けることのメリットは、室内での作業時にシャツだけでいる際の物足りなさ解消に加え、単純にウォームビズ的に暖かく過ごすことができ、袖なし胴衣といわれるように、動きやすい作りになっているのも見逃せません。
寒い時期専用に、フランネルなどのカジュアル度の高い素材で仕立てる際には、ベストも衿付きなどよりも、気軽な着心地感の衿なしベストで、柔らかい感じで仕立てるのがモード。標準5釦のVゾーン狭め+釦位置高めのベストからVゾーン広め+釦位置低めのベストなら、ジャケットを脱いでいるときの室内でさえ、楽しめそうです。。
ビジネスでご着用いただくことが多い、クラシコスーツ、ブリティッシュスーツのどちらにもかっこ良さそうです。。
また、ベストのみ斜め(バイアス)に裁断したチェック柄のベスト付きスリーピーススーツというのを、この秋冬のプレタスーツ、ファッション誌の街角スナップで見たことがありました。。斜めに裁断する分、生地が少し多めに必要になってしまいそうですが、オーダースーツなら、この程度は問題なさそうです。。上下のスーツは普通の格子柄+ベストのみチェックが90度傾いたひし形状で作られています^^
オーダースーツ Pitty Savile Row
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