仕事のしやすさと粘り強い菅直人総理大臣に見るスーツの形

辞めない菅総理大臣ということで、テレビなどメディアに出ることが多いので、スーツを着ている時には、オーダースーツ店の店長としては、普通に目がいきます。新しい今の形のスーツではあるものの、タイトな流行を追いすぎず、しかしタイトめなテイストは入れつつ・・、つまりオーソドックスなおじさんスーツ^^寸法もあっていて、体型に合わせて適度なおじさんテイストのゆとり量をとれば、というようなシルエットだと思います。さすがに生地は良いもののようで、「そんなに辞めさせたいのか・・」をこぶしを振り上げ連呼していた時に着ていた濃紺のスーツは、テレビ映りの良い光沢感。Superという細糸な感じや、モヘアのような金属的、涼しげな光沢感ではなく、繊維そのものの良さからでるツヤと見た!(テレビ映りからの想像です^^)
それと対象的にアナウンサーの着るスーツは、タイトなスーツ。やっぱり今どき流行のパツパツなスーツはとてもかっこ良く見えますね^^最近ご注文をいただくことの多いトラッドスーツなどの傾向からも、すこしゆったり傾向も出ているような気もして、仕事がしやすいっていう意味では、合理的にアメリカナイズされたアメトラスーツも、たまにはいいかも知れませんよ^^
ブリティッシュスーツが、ボリューム感のあるバストから少し着丈を長めにとって、シェイプドされたウエストラインをより強調するようなドレッシーなスーツなのに対して、トラッドスーツは、胸を立体的に構築するためのものでもある胸ダーツを入れないボックスシルエット、パッドは極力薄くし、フックベント、伏せ縫いは丈夫です。体に沿わせかっこ良く見せるための技術的な工夫を排除して、合理的に着心地重視なスーツという面がトラッドスーツにはあると思うのですが、着心地の良いスーツなら、粘り強くお仕事も頑張れるかも知れません^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/